fc2ブログ

みその仕込み

みその仕込み

 みそ造りのしたごしらえは報告いたしましたが、実際の仕込みについては情報を入手することができず、今日報告するのは樽に仕込まれた姿をお知らせしています。(仕込みの場面については企業秘密?のため撮影を許可されませんでした。???【忙しかったので、いけなかっただけです。】)

 この状態で、じっくり暗い所で寝かせる。10月ごろにはおいしいみそが出来上がります。

 先日テレビで、みそ造りの話がなされていましたが、その事例では、更に3年寝かせてよりまろやかさを増すようにもしている。ということでした。

 最近のテレビでは、色々な場面で地域づくり、特産品づくりの情報が流されている。
 全国全ての地域で地域活性化に向けて取り組みがなされている。

 その取り組みを放棄したとき、その地域は限界集落への道をたどってしまうのが現実ではなかろうか。

 テレビの話は続くが、ニュースに大塚国際美術館が出てきた。

システィーナ礼拝堂壁画

 システィーナ礼拝堂、ここで横綱白鵬が結婚式をあげたニュースでした。白鵬の奥さん さよこさんは徳島の出身らしい。それこそふるさとへ錦をかざられたニュースです。

 先日美術館の関係者が「この美術館が大都会の真ん中にあれば、入場者は莫大な数字になるが・・・・・」と言われていたが、徳島にある美術館の役割をはっきり認識され、その役割を全うされているようなニュースだと思いました。
 白鵬がんばれ、水野くみさんもがんばりや。

 更に、淡路島の上沼恵美子さんもがんばってや。黒枝豆、黒豆、黒豆パンのPR奥さんよろしくお願いします。
スポンサーサイト



雨もまた楽しい

 今日は朝から雨。夕方には雨足も強くなり、自宅のそばを流れる水路にも久しぶりに流れが戻ってきました。
 これからは、一雨、一雨と春が近づいてきます。農家のおじさんも本業が忙しくなります。

 しかし、今日の雨は、春を呼ぶどころか、春真っ最中のカナダバンクーバーの地からのテレビ中継にくぎ付けにしました。
 キム・ヨナはすごい。浅田真央もすごい。安藤も、鈴木もみんなが素晴らしかった。
 一生懸命演技をして、勝っては喜び、負けては涙し、また次を目指そうとする姿勢。いいですねぇ。

 いつまでも後ろばかり振り返っていると、新しいものは見えてこない。
 何でもそうだと思います。
 
 先日、丹波市の方とお話をさせていただく機会がありました。
 農家のおじさんが閑している所へある要件でお越しいただき、本題は5分程度で終わったにも関わらず、雑談で1時間。本当にご迷惑をかけ申し訳ありませんでした。

 話題は、今後の農家集落は、今後の農業は、に集中した。

 お客さんの地域では、都会との交流を大々的にされて成功を収めておられ、さらに行政の積極的な協力を得て、色々な試みを行われている。
 しかし、苦労話もたくさん聞かせていただき、貴重な参考意見をいただきました。
 ありがとうございました。
 
 農家のおじさんは、新しい力をいただいたような気がします。

 そうそう、明日は月1回の定例集会。
 今回は皆さんに営農活性化プランを提示することとしており、全体の意見を得て決定計画とします。
 決定に先立ち、先進地の現場も見てきます。

 皆さんもこれからの活動を見守ってくださいね。

 田植(仮名)

 このような時代も忘れることなくね。


みそのしたごしらえ(2)

麹(こうじ)

 前回は豆のしたごしらえをお知らせしましたが、今回は麹(こうじ)の誕生をお送りします。
 米に麹菌を混ぜて2~3日コタツで眠らせ、醗酵させる。

 すると、米は甘いにおいを漂わせてくる。
 おばあちゃんが作ってくれた甘酒のにおい。これが、酒に変わり、みそ、醤油、酢に変わる。
 
 本当にふしぎですねぇ。生命の神秘?(何が何だかわかりませんが。)
 初めての作品にしてはどうですかねぇ。

 えらそうなことを言っていますが、この件については農家のおじさんは何もしておりません。
 ただ、おいしいみそ汁をいただけるのを楽しみにしているだけです。

 この世界は非常に奥深いもので、学問的にも深く研究が重ねられているようです。

 酒造りで出稼ぎに行かれる杜氏のみなさん、かつて、篠山の地にあった農大(現在の神戸大学農学部)で醸造学を学ばれた人々等々。
 道糸の友も、実はこの学問を学ばれたと聞いたことがあります。

 明日は、樽に仕込まれる予定だそうです。
 豆の皮むきをしたのだから、大手を振ってみそ汁を飲んでも罰はあたらないでしょう。
 楽しみです。

みそのしたごしらえ(1)

みそのしたごしらえ

 久しぶりの旅を楽しんで以来、少しテンポが遅れがちとなっています。
 気分的に少しゆるみが出ているのかなあ。
 がんばっていきたいと思います。

 さて、あたまの写真ですが、昨日、一昨日と延べ時間10時間を要して、黒豆の皮をはがした状態の一部を写した写真です。
 
 農家のおばさんは、親しい友達からの誘いを受け、加入している「いずみ会」の会合の中で情報を得てきた「黒豆みそ造り」にトライすることとなりました。

 早速、それに取り掛かったのですが、みそ造りには欠かせない「米こうじ」を自前で作ったことなどないおばさんは、近所の方の協力を得て作業を始めました。

 まずは、麹(こうじ)の素を買い求め、蒸したコシヒカリにその麹の素を混ぜ、コタツの中で現在眠らせています。
(実際は暖かいコタツの中で醗酵(はっこう)を繰り返しているのです。
 一方、黒豆は水につけ、ふくらした後皮を分離する作業に入りました。通例は皮を含めてみそにするらしいのですが、このグループは出来上がったみそに黒いものが残るからということで、分離するようです。

 この作業が大変。おじさんも手伝い2人で合計延10時間を要しました。
 1粒、1粒の皮を手で分離したものです。(根気のいる仕事です。)

 これから、豆を蒸し、コタツの中で醗酵した麹を混ぜ秋まで眠らせるのです。
 秋にはおいしいみそになるそうです。

 秋には皆さんに味わっていただけるかも。(お楽しみに!!!!)

淡路島・鳴門の旅(後篇)

 農家のおじさんたち6人は美術館での鑑賞の疲れを感じながら、5時ごろ旅館・淡路島海上ホテルに到着。
 温泉へ来た場合、おじさんは通例、温泉へ入るのが1番目のはずが、風邪気味なのも手伝って、全く行動せず。
 7時ごろ、いよいよ食事準備。豪華料理がテーブルに並びました。
豪華夕食

 ふぐちりがあったり。ふぐのカルバッチョ風刺身、淡路牛の陶板焼き、土瓶蒸し、等々皿をどのように使えばいいのか迷うような豪華版の食事でした。後から魚介類の陶板焼きも到着。

 久しぶりに豪華な夕食。
 旅のメンバーは農家のおばさんとその姉・兄とそれぞれのつれあい。
 それぞれが、退職し、年金生活に入っている者ばかり。
 話は、色々なことに広がり、楽しい一夜でした。

 あくる日は、どこへ行かなければならないということもなく、10時にイングランドの丘へ向かって出発。
 30分程度で到着。

直売所

 まずは、地元の百姓さんの農作物の直売所。
 特産物の玉ねぎはもちろんのこと、白菜、ネギ、米、ミカン類、山の芋や黒豆まで販売されていた。
 壁には生産者の写真が所狭しと貼られていた。

コアラ

 施設の中へ入ると、姉妹提携先のオーストラリアからの贈り物である、次のような動物が入場者の心を癒していた。

ワラビー

 更にコアラ館を出て、柵の中を見ると、ワラビー、インコ、ウサギ等が放し飼いにされていた。
 みんなはそこを離れようとはせず、じっと見ているその姿が愛おしかった。

菜の花

 施設の一角には菜の花が咲き、春の訪れを告げています。寒い丹波も「もうすぐ春ですねぇ」


 淡路ハイウェイオアシスで、遅い昼食。特産館で買い物をして一路丹波へ。
 3時過ぎには自宅へ戻りました。本当に楽しかった。

 しかし、やはり疲れは残っていました。今日一日。良い天候のもと、自宅で過ごしています。
 やはり年かな。

淡路島・鳴門の旅(前篇)

明石海峡大橋

 丹波篠山を9時前に出発して、1時間余り。ゆっくり行っても、この時間に明石海峡大橋の見える淡路サービスエリアに到着。
 大変便利になったものです。
 大橋ができるまでは、明石まで2時間、フェリーで1時間。3時間以上かかっていました。

 ここでトイレ休憩。

大橋とフェリー

 トイレ休憩中、大橋をながめていると、フェリーの出発するのが見えた。
 世の中の明暗。反映するものがあれば、衰退するものがある。世の中は難しいものです。

 さて、旅の初日大きな目的は、鳴門市にある大塚国際美術館の見学。
 11時30分ごろ美術館に到着。早速中へ。
 この美術館は、日本最大級の常設展示スペースを有する「陶板名画美術館」

 B2から2階までの展示スペースで、古代から現在までの陶板絵が展示されています。
 美術にはあまり興味のなかった農家のおじさんは、中学時代に美術や社会等の本で見た程度の作品しか知らないのが実態。
 したがって、古代などはほとんどわからず、中世になって少し。また、近世ではピカソ程度かな。

 順次、気のついた作品を。

 まずは、ビーナスの誕生。

ヴィーナスの誕生

 続いては、最後の晩餐。

最後の晩餐

 農家のおじさん的には、落ち穂拾い。

落ち穂拾い

 等々。
 多すぎて、この中に掲載できないのが残念。

 なぜ、モナリザがないのかって。
 もちろんモナリザは展示されています。
 かつて、おじさんはモナリザの実物を見たことがあります。(よって、ここでは省略)

 5時前に旅館へ到着(以下後篇へ)







篠山の良いとこ

 朝から天気もよかったので、いつも利用する散髪屋さんへ出かけました。
 
 散髪屋の大将には色々な情報が集まっています。

 「6月から舞鶴自動車道が無料となった時、篠山はどうなるのか。」の話になりました。
 山陰、舞鶴等日本海方面の魅力と篠山を比較した場合、都会の人は日本海方面へ流れてしまうのではないか。
 篠山の魅力を数えてみると、篠山城、黒豆等丹波産の農産物、丹波立杭焼。

 これらだけでは勝てない。両者の意見は一致しました。

 しかし、大将は、『最近「古民家を利用して、住宅とするもの、フランス料理店やそば屋等々飲食を商売にする人等々」が結構おられ、商売は繁盛し、住まわれている人も喜んでおられる。』と評判を紹介してくれる。
 
 進むべき道はこのへんか?

 しかし、古民家を再生するにも相当の経費を必要とする。不便さの中に近代的便利さを加えるのもなかなかです。

 農家のおじさん宅も江戸時代後期の建物と思って、現在その原型を維持しながら、改善、改良を重ねてきた住居です。テレビでも古民家等を改善する番組があるが、その費用を見てみると「なかなかそうはいかんわい。」というのが印象であり、農家のおじさん宅も近いうちに「屋根の補修に」と知り合いの屋根業者さんとも相談をしているところです。

 夕方には、久々に京都で友達と会い、話題は農家のおじさんの黒枝豆の話。
 やはり、篠山と黒豆、黒枝豆は切っても切れない関係。「きばりや」と励まされた。

 農家のおじさん、篠山とは切っても切れない人間。何とか篠山の自然を、風情を守っていきたいと改めて確認した1日でした。
 
 ところで、おじさんは、先に「楽しいことがあります。」と書きましたが、21日、22日と旅に出かけることとしていました。出かける先は、淡路島・徳島方面。6人のメンバーで出かけます。
 おばさんの姉兄とそのつれあい。合計6人です。

 魚料理の味を確かめるのと徳島大塚美術館に出かけるのが大きな目的です。
 23日までにはまた様子をお知らせします。ご期待ください。

 残念ながら、フィッシングタイムはありません。
 フィッシングは家島でなくてはねえ。

 ではまた。

冬のオリンピック

 今日は一日、テレビの画面に..........。
 冬のオリンピック フィギュア男子の場面と藤田まことさんの追悼番組ばかり。
 
 てなもんやの藤田さん、本当に懐かしい。「あたり前田のクラッカー」よく食べたものです。

 そして、必殺仕事人の中村主水(もんど)。30数年やっているという。これも懐かしい。

 さらに、はぐれ刑事 今でもリバイバルでお昼のテレビをにぎわしている。

 藤田さん静かにお眠りください。


 そして、オリンピック 
 織田さん靴のひもが切れちゃいましたねぇ。でも入賞。おめでとう。
 次は、ひもをしっかりとね!!(でもどこか親しみを持てます。大事なところで何かをやらかす。)
 また、がんばれ屋。

 頑張ったねぇ、高橋さん。大けがから立ち直り、血のにじむようなリハビリに耐え、見事だと思います。

 しかし、上には上がいますねえ。しかし、一番頑張ったのはあなたではないかと思います。

 小塚さん。4回転成功おめでとうございます。

 織田さん、高橋さんとは、30数年の年の移りはありますが、同じ場所で学んだものとして(私はスケートではありません。)本当にうれしいです。

 応援歌を一緒に歌いたい気がします。よかった。

満足顔

満足

 昨日、口から出たことをが何とか成し遂げられ、その瞬間を自分で撮ったものをお見せしています。
 それとなく、満足そうな顔をしているでしょ。
 口は災いの元。それが性格的に許さず、つい口をついで出てしまう。
 また、今回、この口から出てしまいました。

 ということで、波乱の人生を送っています。
 しかし、今日は非常によい天気。
 雑用を終えた後、付近を見渡すと、春の息吹はあちこちから湧き出ていました。 
 その姿を写真におさめました。

              梅一輪

 再々登場する八上(はちうえ。[正解は鉢植えです。])ですが、福寿草は満開。梅も次々と咲き始めています。
 「梅一輪、一輪ほどの暖かさ」今日はそれを感じる天気です。

路地の梅
 路地の梅も、つぼみが膨らみ、今にも咲こうとしています。
 この地域は昔の街道が走っており、梅の最盛期には街道筋全体が梅に包まれます。
 その姿は改めてお知らせします。

             椿の花

 そして、次に椿の花。ちらほらですが咲き始めました。春は遠くないですよ。
 ABCマラソンが終わるころには春がやってきます。
 農家のおじさんのうっとうしい顔も、その頃には少し、明るくなるでしょう。


コース制覇へ 7日目

我がふるさと

 高城山のふもとの我が集落を11時50分に出発。
 少し寒かったが、出かけてみました。
 足は軽く、順調に進みました。

40?地点

 みるみる距離は延び、40kmの地点まで到着。あと2km余り。
 田園地帯から、街並みが混んできました。と思いきや!!

帰ってきた

 どこかで見た景色。そうそう、第1日目に通った南新町の交差点。右折するといよいよゴール地点が見えてくる。

到着の瞬間

 13時20分到着。左足がゴールを踏む瞬間。
 最初は大きく出てみたものの、途中どうなる事か。天候が悪かったのも手伝って、意外に長い期間かかってしまった。
 何とか目出度し、目出度し。
 少しは、コースの美化にも貢献できたのではないかと思います。
 しかし、所詮は1人の力など知れたもの。ひとりでも、二人でも同じような気持ちの人が現れてくれれば。

 

雪混じりの雨

 今日も天候は不順。
 外を歩こうという気分にはなれない状況が続いた。

 あと何キロかを残しながら足踏み状態です。
 石油ストーブの守をしつつ、おじさんとおばさんは次のような会話に進んだ。

 「ABCマラソンの制限時間は5時間だが、歩くだけなら何時間かかるかなあ?」
 「まあ、10時間もかからへんやろう。でもわからん。」
 「倍もかからへんで。」
 と話が進んでいくうちに、おじさんは突然「朝7時に出発したら午後4時ごろには十分到着するはず。いっぺんやってみるか?」と。

 最終的には、マラソンの日までにトライすることに決定。
 農家のおじさんは、3年ほど前に50キロ程度の距離を歩いたことがあるが、最近では20キロ程度が最長。
 冒険的要素もあるが、まあ、がんばってみるか。

 皆さんも応援してくださいね。

 本当に、平和すぎるほど平和な日々を過ごしています。

雨天

あと3㌔

 朝から雨。しかし、農家のおじさんはいそがしい。いつも歩くことだけをやっているのではない。
 家の雑用、生産組合の雑用、農林業センサスの整理。色々ありますよ。

 でも、ほとんどは雑用かな?

 雑用中でも、あと少しでゴールという雑用も気になります。

 他の用務でコースを車で走っていると、昨日到達した「アト3K」の印が間違っていることに気がつきました。
 というのは、ゴール寄りに500mほどいくと、あと「3K」の印がまた現れた。

 しかし、どうということはない。おじさんにとって、10kmの距離までは通常の歩行距離だからです。
 天候さえよければ、その日はゴールの日です。ご期待ください。(好きなようにしなはれ!!!ですか?)

 なお、農家のおじさんには、4月になると、2つの楽しい行事があります。
 1つは11日にお隣の三田市で開催される武庫川さくら回廊ウォーク(三田市観光協会主催)であり、2つ目は17日に篠山市今田町で開催される今田若葉ウォーキング(今田若葉ウォーキング実行委員会主催)です。

 前者は3回目、後者は2回目の参加です。
 11日には回廊沿いの美しい桜に対面し、17日は素晴らしい若葉の木々に出くわします。

 今田若葉ウオーキング実行委員会の連絡先は、TEL079-597-3071(杉原さん)まで。
 参加費は1,000円。完歩するとプレゼントがもらえます。
 是非参加してください。

コース制覇へ 6日目

 今日は朝から絶好の天気。1っ点の雲もなく、絶好のウォーキングデイ。
 9時ジャストに車塚東を出発。しばらく行くと右手に篠山川の支流がみえてくる。
 桜の木が数本、道路と河川の間に植わっています。春はさぞかし美しい風景なのだろうなあ。

 と思いつつ、ふと下を見ると、ビールやジュースの缶が散乱していた。
 それらをピックアップして、更に進む。

ウオークラリーの看板

この地域へ入ってくると、あちこちにこの看板が目につく。最近新たな試みとして看板の設置をされたようです。
素晴らしい試みだと思います。

 車で走るよりもランニングで、ランニングよりもウオーキングで。
 歩くことによって、その地域の良い点、悪い点がより細かく見えてしまいます。
 みられる側にはより細やかな対応が必要となりますが、その人たちに褒められてこそ真に素晴らしい地域となるのだと思います。
 
最終の折り返し

折り返し点の風景

 折り返し点の矢印と周辺の風景です。いよいよ最終ゴールへ向けてまっしぐら。
 気がつくとあと5kmの地点まで到達していました。

 200mほど行くと、篠山川を渡る橋があります。この橋を渡ると、私たちの集落があります。
 篠山川と高城山にはさまれた平坦な地域です。
 農業をするには最も条件の良い地域だと、農家のおじさんは思っています。
 集落の北側、すぐそばを国道372号が走っており、また、JA丹波ささやまの農業拠点があります。

 更に進み、あと3kmの地点で今日の日程を終了しました。
 明日は天気が良くないようですが、雨さえ止んでくれれば、一挙にゴールまで到着したいと思います。
  

コース制覇へ 5日目

 9時30分スタート。
 集落と集落の間の人家の少ない部分へ来ると、ポイ捨てゴミの多いこと、多いこと。
 今日の通過部分ではこれまでの2倍、4袋のポイ捨てゴミをピックアップしました。
 スタートして1km程の距離で、2袋。
 驚くべき量です。
 道路の畔が急で大きいため、全てをピックアップすることは1人の人間ではとうてい無理であり、まだまだこの部分には拾い残しがたくさんありました。
 
 さすがに、集落内に入ってくるとポイ捨てゴミはほとんど見つからず、美しい中を歩くことができました。

道端のモミ

 しばらく行くと、右側に大きいモミの木が目に入りました。
 株の部分は空洞化していましたが、まだまだ元気な姿の木でした。

25㌔地点

 泉の交差点を左折してすぐに25km地点。
 更に進むと、

篠山東中学校

 左側に篠山東中学校が見えてきます。
 この中学校は、10年ほど前に2つの中学校が合併したものですが、今年はさらにこの周辺地域の3小学校が合併することとなっています。
 少子化の波は、ものすごい勢いでこの地域にも襲いかかっています。

ライスセンター

 右側には、JAたんば篠山のライスセンターが見えます。
 この施設は昭和47~48年に完成したものであり、私たちもお世話になっています。
 更に4kmほど進むと、篠山では有名な古墳に出くわします。

車塚

 28km地点ぐらいかな。
 この古墳は道路を挟んで左右に古墳があり、車塚と言われています。
 確か宮内庁の所管の古墳で、勝手に侵入することはできません。
 もちろん、大きな塚の周辺には堀がめぐらされています。

 今日はこの辺まで。

 明日も雨が降らなければ、折り返し点を通過して、37km地点ぐらいまで進みたいと思います。
 もう2日ぐらいでゴールに到着かな?




すっきりしない天気

 今日も朝から天気がすっきりしない。
 小雨が降ったり、雪に変わったり。
 たくさんは降らないのだが、寒さも手伝って、さっそうと出かける気がしない。

 農家のおじさんは、朝から農業センサスに係る調査票の最終チェックを行った。
 13日午後3時30分からチェックを受けることとなっているので、そのための最終チェックである。

 見るにつけ、後継者の問題は地域にとって重要な課題であることを再認識しました。
 自分自身の問題をも含めて、今後の対策を真剣に考えなければならない。

 そんなことを考えながら最終点検は終了。
 11時ごろからはテレビの国会中継にくぎ付けとなった。
 総理大臣も、脱税王などといわれてしまえば、なんと値打ちのないことよ。

 必死の弁明も、どれだけ効果があるのか。
 一度民衆の心が離れてしまうと、なかなか元へは戻らないと思うよ。
 それは、昨年逆転した皆さん方が一番よくご存じだと思います。

 それにしても、農政について、どのようになっていくのか本当に心配です。
 農家のおじさんたちが今受講している、集落営農活性化塾でも22日に説明いただけるようなので、よく聞きとってきたいと思います。
 私たちが目指そうとしている、地域づくりの一環としての農業の推進がはたして正しい道なのか??

 明日午前中は是非 コース制覇5日目へトライしたいと思います。天気もなんとかなりそうなので。


 あ、そうそう。
 先日、所得税の申告のための農業所得を計算してみると、依然として赤鉛筆しかいらない状況が継続していました。
 専業農家になると少しは黒鉛筆を使用できるかな??と思っていましたが、やはり赤鉛筆。
 戸別所得補償が、赤鉛筆から黒鉛筆への変化を認めてくれるのか?

 期待もしたいと思います。
 しかし、難しく考えると農業も苦しいので、やはり楽しい農業を目指していきます。

厄神さん

厄神さん(提灯の列)

 篠山にもたくさんんの八幡宮があり、厄除けの行事があちこちで行われます。
 だが、農家のおじさんは、毎年柏原の厄除け八幡宮へ参拝することにしています。

 昨年は還暦。
 無事厄逃れをし、今年はそのお礼まいり。

 ここの大祭は2月17日、18日だが、農家のおじさんは大祭までに参ることを常としています。

柏原八幡宮

 八幡宮本殿に到達すると、どしゃ降りの雨。
 建国記念の祭日にもかかわらず、雨のため参拝者も少なく、念入りに祈祷していただいたような気がします。
 神殿へ案内されたのは、おじさんと、娘(34歳、後厄)の代参の農家のおばさん、そしてもう1人和田山からお越しになっていた方の3人である。

 そうそう、この厄神さんは相当有名で、豊岡や養父等々但馬地方からの参拝も多いようです。
 本殿でのお参りの後、周辺の神々へのお参り。鐘つき堂での厄逃れの鐘つきを行って参拝終了。

帰り道

 気分もすっきり。
 おじさんは、おばさんとともに本殿をあとにしました。本当に気分もすっきりして。
 帰りにも氏子のみなさんは本まつりの準備を雨の中。ご苦労さまです
 雨の中にもかかわらず、依然として参拝のみなさんは長い階段を上って来られる。

雨には勝てぬ

 元気はつらつの農家のおじさんも雨には勝てません。
 朝から、降ったり、やんだり、降ったり、降ったり、どうしようもない1日でした。

 そこで、農家のおじさんは、体のケアーのため、いつもの整体師のお兄さんのところへ出かけました。
 月に1度ぐらい出かけているのかな。

 そのお兄さんは、今度のABCマラソンに出場するそうです。
 お兄さんは、マラソンコースの7~8km地点に店を構えています。
 お兄さんいわく、「参加することに意義がある。」中間地点にまでいければ、もちろん完走はしたいとのことです。
 
 いよいよ、レースまで半月余。盛り上がりを見せてきた。
 ABC朝日放送の三代澤アナウンサーも出場されるらしい。
 
 色々な有名人が参加され、初春の丹波路を盛り上げていただきたいものです。
 また、別の意味でも盛り上げていこうとしている人間がたくさんいることも頭の端に置いていただきたい。

 農家のおじさんは、自らの健康のために、コースを走るのではなく、何日間かに分けて完歩しようとしている。
 そして、歩くそばにポイ捨てゴミが落ちていれば、ピックアップすることを忘れずに。

 コースを歩いていると、練習に余念のないランナーの姿を見受ける。
 美しく整えられたコースでの完走を目指して、練習中、ポイ捨てゴミが落ちていれば、ピックアップをしてみてはどうですか。

 明日もどうも雨模様のようです。
 明日は何をするかな?それを考えると頭が痛い。
 しかし、体のケアーは、ばっちり。
 雨が止めば、いつでもコース制覇5日目へトライします。

コース制覇へ、4日目

新宮古墳

 篠山連隊碑を9時20分にスタート。ガソリンスタンドを過ぎ、コンビニを横目に見て、しばらく行くと神社が見えてくる。
 
新宮古墳説明書

 この神社の後ろの森はたんば最大の円墳だそうです。
 さらに、東へ黙々と歩き続けます。

供養塔

 右手に供養塔が見えてきます。南無阿弥陀仏の字と百万遍供養塔の字が見えます。すぐそばが20km地点。

中間点

ついに、中間点を突破。ほぼ往復の距離を歩いているので、歩行距離は42.195kmを歩いたことになります。
明日の天気は大丈夫かな?・・・ どうも雨らしいが、できたら引き続き歩きたいものです。

コース制覇へ、3日目

 京都詣でから帰った農家のおじさんは、13時過ぎコース制覇3日目へ。

篠山連隊碑

 今日は駐車スペースがある篠山警察署前からスタート。逆行し、2日目の終点(西紀サービスエリア東まで)へ。
 警察署、産業高校等の敷地は、戦前(昭和20年以前)は軍隊(篠山歩兵第70連隊)が置かれていた。
 当時は軍都として繁栄したようであるが、農家のおじさんは昔話で聞く程度で、その記念碑を眺める程度です。

広い道

 そこから、500m程度逆行すると異常に広い道路に出くわす。田畑のまん中に本格的な道路。なぜ、必要なのですかねえ。
 しかし、管理はよくできている。ポイ捨ても比較的少ない。
 1800m行くと突然妙な看板に出くわす。

化石街道

 恐竜化石の宝庫に通じる道路化石街道に出くわす。更にシャクナゲの植込みを越え、西紀SA東へ。
 コース距離で4.8km。
 つまり歩行距離は10km弱である。
 明日も天気であれば、4日目へ。

京都詣でから

松尾神社鳥居

 農家のおじさんは、いつもこの神社の前を通って目的地へ行く。
 しかし、1度もお参りをしたことがない。
 今日は、この神社へお参りすることとした。

 この神社は松尾神社
 詳しいことはわからないが、この神社へは酒造りの杜氏さんたちがよくお参りをされる。
 酒造りの神さんのようだ。

酒樽の山

 ごらんの通り酒樽の山。酒樽の中に珍しいのが。
 そう、阪神タイガースのマークの樽が置かれていた。タイガースよガンバれ。
 また、この風景で、おもいだすことがあった。
 農家のおじさんが小さいころ、おじさんのおじいさんや親は、焼酎を入れる容器を作っていた。
 また、近所の陶芸家の中には一升徳利を作っている人もいた。
 
 おじさんの同級生の親は酒樽にこもを巻くことを職業にしている人もいた。
 今の陶芸家たちは、とっくり、おちょこ、ビヤーカップ酒と関係する多くの品物を作っている。
 酒を飲まない農家のおじさんも、何らかの形で酒造りに関係しているようだ。

松尾神社本殿

 感謝をこめて、本殿へお参り。
 秋にはビールのお供に最もおいしい丹波篠山八上上産黒枝豆「弓月」をお届けできるよう念を入れて参拝。

春よ来い

雪けしき

 今日は、京都詣でを予定していたが、御覧のとおりの雪景色。

何はさておき、雪かきを。

6時半から雪かきに2時間を要したため、予約時間には間に合わず、電話にて予約をキャンセル。

月曜日に行くこととした。

雪も止んだので、農業センサスの調査票の回収にまわり、あと1軒を残して回収。
明日には回収を完了できる予定。

福寿草開花

少し時間の余裕ができたので、ぼやっとしていると、正月に寄せ植えした鉢が目についた。
福寿草が満開となり、紅梅のつぼみもふくらんできた。

もう春かな。

いやいやそうではありません。
やはり、あたりは雪景色。まだまだ、春は遠くにあるようです。

ちなみに昨日の天気予報。風は北向きに変わり、日本海側だけでなく、内陸部にも雪が降るとの予報でした。
予報士さんお見事。

日の出が早くなり、日没が少し遅くなって、太陽光線も少しは強く感じられます。
丹波篠山もABCマラソンが終わると春は一足飛びにやってきます。あと1カ月辛抱するか。

今日の大雪で明後日月曜日の日程が少し変更になります。できれば、3日目のトライはしたいと思っていますが。
ではまた。

コース制覇へ 2日目

 10時30分、6.5km地点をスタート
 通称弁天街道を篠山市街地方面へ。1kmあまりを行ったところを左折。

富貴乃道

 途中、富貴乃道と彫りこんだ記念碑に出くわす。
 この道は東吹から西吹へ通じる改良された道路であり、富貴乃道と命名したものだろう。
 ちなみに国道372号線は黒豆街道とも言われている。

 昨日の報告の通り、市街地にはポイ捨てゴミはほとんど見かけなかったが、周辺に田畑が見えてくると、その量は増え、草むらや深い水路、池の中やその周辺にはたくさんのゴミが捨てられている。更に田んぼの中にも。
農家は大弱り。人の身にもなったれや
つい叫びたくなった。

 西紀黒田地域を通過し、高速道路舞鶴線(6月からは無料となります。)手前を右折。

田んぼの中の直線

田んぼの中の直線コースへ。立派な6mの2車線の道路。通行量の少ない道路わきにも、あちこちにポイ捨て。

ポイ捨て禁止

 途中、何箇所かにこのような看板。みんなの切実な言葉。

                 ポイ捨てやめて

 コースは12km地点まで到達。歩行距離は約24km(全体の4分の1程度か。)
 残念ながら、明日、明後日は所用で歩くことができません。この続きは月曜日以降。

 明日は月1度の京都詣で。この情報もお楽しみに。

いよいよABCマラソンコースに挑戦

ABCマラソンスタート地点1

 今朝、宣言した通り、農家のおじさんはABCマラソンスタート地点に立った。
 そして、篠山市役所庁舎東側から歩き始めた。

 さすがにこの周辺の道路にはゴミ1つも落ちていない。まっすぐ北へ向かう。700m行って左折、西へ500m数個のジュース缶を発見。次に南へ1km南新町交差点へ、ここでもゴミは全くなし。さすが市街地です。道路も美しく清掃されています。

デカンショ娘像

 南新町交差点を右折すると、篠山川にかかる監物橋のデカンショ娘像が見えてきます。この像は橋の4隅に立っており、お客さんを迎え、送っています。この橋から北交差点までの間は植込みも所々でゴミを発見。
いよいよ、北交差点から東吹の交差点へ3キロを往復。歩道にはあまり見かけなかったが、逆の側の草むらにはたくさんのゴミが発見された。
 目についたものをピックアップ。

 今日は10キロ余りを歩き、ビニール袋に2はい。
 初日にしては10キロの距離。全体の7分の1程度か。

 明日も引き続き、トライするぞ。

立春

日の出

 昨夜の大失敗にもかかわらず、農家のおじさんはすがすがしい朝をむかえた。
 今日は立春。暦の上では春。

 朝起きて、早速湯を沸かしお茶を入れた。
 コップの中をのぞいて、驚いた。おもわず、ラッキー.....
 何と茶柱が立っているではないか。

           これは春から縁起がいいわい

残念ながら、茶柱の写真はお届けできなかったが、先日の海上での日の出写真(おじさんお気に入りの1枚)を前面に、朝の心の動きをお伝えします。

 農家のおじさんが、このラッキーを生かさないわけがない。
 今日から健康のため、ABCマラソンコースを歩きます。もちろん1日で全てを歩くことなどできるわけはなく、小刻みに歩いてみたいと思います。
 出発地点、または中継地点まで車を走らせ、そこに車をおいて歩き出す。そしてその位置まで戻ってくる。
 この繰り返しで行きたいと思います。
 結果、全てのコースを歩き終わると84km余を歩いたこととなります。

 もちろん、農家のおじさんは、ただ歩くだけでは済まさない。何かを一緒にやります。
 しかしあくまでも目的は、

                    健康のため歩くこと

 それを第1の目的にがんばります。
 その都度状況もお伝えします。

                       ご期待ください。

厄払い

恵方巻準備OK

 午後4時、農家のおばさんが午前中に買い求めた巻きずし(恵方巻)の材料を調理し、準備は完了。
 手際良く巻き始めた。

巻きずし

 たちまち十数本を巻いてしまった。
 家族のみんなは西南西の方向を向いて、巻きずしにかぶりついた。
 
 最近は、巻きずしだけでなく、ケーキや色々な物を巻いたものを恵方巻として販売しているようです。
 商魂たくましい限りです。

星まつり現場

 午後8時半、農家のおじさんは、おばさんを伴って(おじさん一人で山奥の寺へ行く勇気は持ち合わせていないため)星まつりの現場へ急いだ。
 僧堂の中は赤々と電燈が付けられていたが、人の姿は見られず、ドアーも閉じられたままでした。
 屋外で始まるのを待つ勇気もなく、どうすべきか考えたが、

本堂

 結果的には、本堂にお参りして、退散をしました。
 準備不足も甚だしい。農家のおじさんは、星まつりが何時から始まるのかも聞かずに、行動を起こしてしまった。
 大失敗の一夜でした。

左馬

左馬

 時間が久しぶりにできたので、立杭焼の里を訪れた。

 農家のおじさんの生まれたところであり、父母、兄は健在でやきもの屋をやっています。

 やきもの屋の店先で、兄から珍しい縁起物をもらった。
 窯元では、年の初め、その年初めて焼く窯(初窯)の中へ左馬の字を書いた作品を入れ、焼き上げる。
 そして、その焼き上げた品物を、親しい人に厄除けの縁起物として贈る習わしがある。

 おじさんは、兄が穴窯を築造したときの(その穴窯で初めて焼いた)初窯の作品も大事に保管している。
 
 真ん中の作品が穴窯の初窯作品で、両サイドが今回平成22年の初窯作品です。

 農家のおじさんは、還暦の役を逃れ、今年が後役となっている。
 節分に大事な縁起物をもらった。大切にしたいと思います。

 今日は節分、明日は立春。

 今日は、夜、龍蔵寺の星まつりに参拝する予定をしています。
 一生懸命、役逃れを祈願してきます。家内安全、身体健康、大漁祈願をしてきます。
 その様子は改めて、発信いたします。

 お楽しみに。

     還暦の大役を恐れている農家のおじさんより

10年先の集落の農業

 集落営農活性化プランの策定に向け、みんな一生懸命考え、行動に移そうとしています。

 10年先には現在の田んぼの3分の1以上が荒れ果ててしまう可能性があります。
 一方、そこで生活する人間は、高齢化が進み、中心的人材も当然10歳の年を重ねることとなります。
 
 そのような中で、若者たちはその量が減り、少ない人数で多くの高齢者を見守っていかなければならない状況が強くなります。

 自分だけでは農業を維持できない高齢者は、担い手のいない状況では大規模農家にまたは、営利を目的とする会社等に農地を譲渡し、貸し付けてしまい、何をするでもなくただ1日を過ごす。 そのような日々が続く。
 
 そのような高齢者の集合体の集落には、コミュニティーなど希薄なものになってしまい、都会と同じように、ますます高齢者は孤立化の一途をたどる。

 ああ、お先真っ暗。

 農家のおじさんには耐えられない。農家のおじさんと同じような思いを持っている人たちがたくさんいるはずだ。

 何とかせんといかんのは宮崎だけではない。我がふるさとも同じ状況です。
 
 農家のおじさんは、体の続く限りこの地で農業がしたい。10年先にも70歳の高齢者としてできる限りの農業がしたい。そして、80歳になっても。

 何歳になっても自分のできる範囲で農業とかかわりたい。それができる地域の体制作りをやっていきたい。

 民主党の農政がどのように進んでいくかは我々にはまだ見えてこないが、少なくとも惰民を作り上げるような農政にはしてほしくない。金をばらまくだけの農政にはなってほしくない。

 それは必ず、地方の崩壊に著しくつながっていくから。

 地方では、自分だけが良ければという精神は許されないとおじさんは思う。
 みんながそうなったとき、一瞬にして地方は崩壊してしまう。ふるさとはなくなってしまう。

 農家のおじさんたちは高度成長期の若者として都会を目指した。そして、ふるさとと縁を切る人々も少なくはなかった。
 農家のおじさんたちは、ペットボトル、缶ジュース、パック等便利なものを作り上げたが、今それらはポイ捨てゴミの元として、あらゆる地域の環境を潰している。何のためらいもなく。

 先日のニュースを見ていると、「日本海が危ない」「廃棄物の海上投棄により環境は侵されている」とのニュースが流された。韓国の人達も危機感は感じており、反対の運動は強まっているようだ。

日本海といえば、いま、松葉ガニ、寒ブリが旬の真っ最中。これらが冬の旬の味としていつまでも味わえるように。

 小さいことからコツコツと

                 みんなで一生懸命やりましょうや

振り返り

あいがも

 農家のおじさんは、振り返ることをあまり好まない。

 しかし、今日は小雨も降る中、世界農業センサスの調査も一通り調査票を渡すことができ、後はストーブの守に専念していました。
 
 そして、今日は2月の1日。3日が節分で、4日が立春。
正月気分も完全に抜けてしまい、いよいよ、22年の農業計画に向け、意気込みを高める時期に来ています。

今年は、農家のおじさんの拠点を充実させ、実りの秋に向けての活動に着手したいと思っています。

 それには、農家のおじさん@篠山の看板を揚げること。
 
 自家用車に農家のおじさん@篠山の字を載せ、その旗印(アイガモ)を掲げること。
 こういうことを今検討しています。

 農家のおじさんは、昔から何をやるにもまずかたちから入るという癖があり、いつも世間から笑われることが多いのです。
 が、今回もやはりその癖は直らないようです。

 しかし、現代農業には、コスト意識は欠かすことができず、(昨年は全くコストなどそっちのけで突っ走った反省を込めています。)今年は、多くの方に利用いただく、それを第一に、さらにコスト割れも防いでいくという目標で進んでいきたいと思います。
 
 目標を一にして、集落一丸となって進んでいくには、今少し時間も要するようなので、まずは言い出しっぺとして、
がんばっていかざるを得ないなあ....と。

 まあ、ぼちぼち行きますか。(振り返りませんよ。反省はしますが。)

海の苦しみ

 30日、31日と会議の連続。
 
 また、31日からは農業センサスの調査開始。
 忙しい日々が始まった。

 30日月例集会の場で、31日から調査を開始する旨告げ、31日朝から農業センサスの調査のため、農家各戸の訪問聞き取りを始めた。

 おかげさまで、調査に関する関心は強く、聞き取り部分は比較的スムーズに進んだ。

 しかし、話題はやはり今進めている営農活性化プランに対する方向へ。

 「後継者はどうなるかわからへんしなあ」、「自分のことで精一杯や」、「今年からは全て人に任せた。」との話があり、想像以上に難しい局面になってきていることを認識した。
 
 そして、夜の生産組合の会議。議題は活性化プランの検討が中心であったが、7時から11時まで議論は続いた。

 役員の中でも積極策を唱える者は少なく、消極策から一歩踏み出していこうという意識をそれぞれが持つには相当時間がかかった。

 まさに、生みの苦しみ状態です。

 しかし、この荒波を乗り越えられたとき、必ず静かな海が待ち構えていてくれることを信じて。

 農家のおじさんは、この集落を、丹波篠山を逃げ出すことなどできないんですから。
だから、みんなで楽しくやりましょうよ。

 農家のおじさんは、やりますよ。

 楽しい農業を続けますよ。体と心がついていける限り
プロフィール

hisashi.sasa96

Author:hisashi.sasa96
どうも。
農家のおじさん@篠山です。
定年を機に、ブログにトライ !!
どうぞよろしく。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
農家のおじさん@篠山
QR